おいしいとろろ昆布の紹介
テレビ番組のはなまるマーケットでもとろろ昆布が紹介されていました。ここではお勧めのものが3種類登場していましたが、それを詳しく説明してみましょう。
まずは「新とろろ昆布」と呼ばれるもので、一般的にとろろ昆布は白に近い土色のものが多いのですが、獲れたての新昆布で作った新物のとろろ昆布ですと色が少し緑色がかった土色になるそうです。それは昆布が新しいと昆布の断面がきれいな色で出からで、「新とろろ昆布」がまさにそんな色です。
もうひとつは「がごめとろろ昆布」で、北海道函館のがごめ昆布のみを使用した製品です。がごめ昆布は表面の凹凸が「かごめ」の形に似ていることが名前の由来で、比較的とろみの強い昆布です。このとろみは話題の健康成分でもあるフコイダンで、フコイダンは昆布など海藻類にだけ含まれている多糖体で、保水力と、人体に馴染みやすい粘膜を作る作用があって、胃の運動機能回復等に効果を発揮するのです。とろみやヌルヌル感の強いがごめ昆布にはフコイダンが特に多く含まれているというわけです。
3つ目が「太白とろろ昆布」で、これは芯だけにした昆布から作られ、全体が白いのが特徴です。この白い昆布は表面を削るためにあらかじめ酢を含ませているので、このままでもとても柔らかく、抜群の食感です。
既に柔らかくなっている昆布をさらに薄く細かく削ってとろろ昆布にするので、その出来上がりはふんわりとしています。このままご飯にかけて食べるのでもOKで、とにかく食べやすいのが「太白とろろ昆布」の特徴というわけです。この3種類はテレビでの紹介ということもあって、かなり注目を浴びる存在になっているようです。